手術・治療

ICLについて

ICLについて

角膜屈折矯正手術として一番知られているのがLASIKです。
その他にエキシマレーザーを用いる方法としてLASEK、PRKがあります。
この3つの方法は角膜にエキシマレーザーを照射し、角膜の形状を変えることで近視を矯正します。 ただ、もともとの角膜の厚みには限度があり、そのため矯正できる近視の度数には限界があります。 強度近視の方や中等度の近視度数の方でも角膜の厚さが薄い方には、LASIKやLASEKが行えないことがあります。
当院では、LASIK、LASEKが行えない強い近視の方や角膜が薄い方に後房型眼内レンズ(ICL)での近視矯正をお勧めしております。(2010年に厚生労働省より認可されました)

ICL(後房型眼内レンズ)とは

ICLとは眼の中にコンタクトレンズのようなレンズを挿入する手術です。
通常使うコンタクトレンズとは違い、この手術では後房と呼ばれる虹彩と水晶体の間にレンズを挿入し固定します。レンズの種類により手術の準備として事前にレーザーを用いて虹彩に穴を開ける必要のある場合があります。
手術後に眼の中の水(房水)の流れが悪くなり、眼圧が上昇するのを防ぐためです。(レーザー虹彩切開術)
2014年4月からホールICLレンズが認可されました。

手術までの流れ

検査 手術前に2回ほど検査が必要です。
その後にレンズを注文します(レンズの種類により1~2ヶ月ほどかかります)。
レーザー治療 手術前に虹彩にレーザーで穴をあけます(レーザー虹彩切開術)。
レンズの種類により必要でない場合もあります。
手術 片眼ずつ予定します。
手術後の
定期検査
手術翌日、(3~4日)、1週間、
1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年
術後1ヶ月検診以降、目薬を使って診察します。検査後4~5時間見づらく、まぶしくなります。車の運転はお止めください。

検査(予約制)について

屈折度数検査(調節麻痺下)
目薬を使ってピント調節ができない状況にします。
検査後2~3日見づらく、まぶしくなります。車の運転はお止めください。

手術方法

  1. 点眼麻酔後、黒目と白目の境に切開部分を作ります。

  2. 切開部分からレンズを挿入し虹彩と水晶体の間に固定します。
    手術時間は片眼約15分程度です。
    通常片方の眼を手術して約1週間後にもう片方の手術を行います。

手術費用など

ICLレンズ
(乱視なし)
片眼 341,000円
(税込)
ICLレンズ
(乱視入り)
片眼 363,000円
(税込)
お問い合わせ先
お問い合わせ先 眼科杉田病院内 エキシマルーム
担 当 杉田 伊藤
電話番号 直通 052-251-7270
杉田病院 代表 052-251-6571(内線500)
電話受付時間 月曜日~金曜日 9:00~17:00