手術・治療

斜視手術

斜視とは

両眼の視線が同一の目標に合わない状態で、眼が内側や外側、上下方向へずれている状態です。斜視の状態では正しく両眼視ができなくなり、精密な立体視が得られません。斜視の発症が早いと、両眼視機能の発達が妨げられたり、視力が十分に発達しない弱視になったりする可能性があります。斜視を治療するにあたり、手術をすることも多くあります。

手術内容

通常局所麻酔で行います。小児や、手術内容によっては全身麻酔で行います。

目の筋肉

それぞれの目には6本の筋肉がついていて、微妙なバランスを保っています。

前転法と後転法のイメージ
(内斜視の場合)

前転法と後転法のイメージ(内斜視の場合)

眼球には外眼筋という、眼を動かすために必要な6本の筋肉がついています。外眼筋の付着部を後方へずらしたり(作用を弱める)、筋自体を短縮して元に位置に縫い付けたり(作用を強める)、切除する(作用を弱める)ことにより眼の位置を矯正します。

外斜視の場合、外直筋を弱める、もしくは内直筋を強めることで眼の位置を矯正します。一眼の外直筋を弱め、内直筋を強める前後転術や、両眼の外直筋を弱める両外直筋後転術が一般的な方法です。対して内斜視の場合は、内直筋を弱める、もしくは外直筋を強めます。前後転術や、両内直筋後転術が一般的な方法です。
上下斜視の場合は、上直筋、下直筋の後転、短縮や、下斜筋の切除を行うことが一般的です。

合併症・偶発症について

手術後は1ヶ月位の間、目の充血があります。
稀に麻酔薬のアレルギーを起こすことがあります。
感染を起こすことがあります。
手術後、物が2重に見える場合は、アイパッチやプリズムを使用することがあります。
大変稀ですが、眼内に出血や、網膜剥離を起こすことがあります。

手術後の注意点

傷口からの感染を予防のために、手術後1週間は目及び目の周囲を洗うことができません。スポーツや屋外での作業は1週間、プールや温泉は1ヶ月控えて頂きます。

費用について

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手術名 一般 高齢者
3割負担 1割負担 2割負担 3割負担
斜視手術(後転法)
(両眼で局所麻酔の場合)
入院 50,000円 20,000円 35,000円 50,000円